温泉の定義
温泉(おんせん)とは、地中から湯が湧き出す現象や、地下水が湯となっている状態、
またはその場所を示す用語です。 その湯を用いた入浴施設も一般に温泉と呼ばれています。
温泉といえば、一般的に熱いお湯を想像しますが、
日本の温泉法の定義では、必ずしも水の温度が高くなくても、 普通の水とは異なる天然の特殊な水(鉱水)やガスが湧出する場合に温泉とされることがあります。
また、温泉の熱源で分類すると、火山の地下のマグマを熱源とする火山性温泉と、
火山とは無関係の非火山性温泉に分けられます。 そして、温泉に含まれる成分により、さまざまな色、匂い、効能の温泉があります。
日本の温泉と欧州の温泉
日本の温泉
温泉地にまつわる伝説、神話の類も非常に多くく・・・
また、発見の古い温泉ではその利用の歴史もかなり古くから文献に残されています。
そして、湯を使う風呂が一般的でなく、衛生に関する知識や医療が不十分であった時代には、 温泉は怪我や病気に驚くべき効能があるありがたい聖地でありました。
明治時代になると温泉の科学的研究も次第に盛んになり、 昭和以降は温泉医学及び分析化学の進歩によって温泉のもつ医療効果が実証されました。
温泉の利用者も広範囲に渡り、学校の合宿、修学旅行に取り入れる例も多いです。
また、日本では観光を兼ねた娯楽である場合が多く温泉街も発達しています。
もちろん、湯治に訪れる客も依然として存在します。
欧州の温泉
日本の温泉が入浴本位で発展したのに対し、欧州の温泉は飲用を主に、
日光浴や空気浴を加えた保養地として発達しました。
温泉はヨーロッパでは医療行為の一環として位置付けられています。
温泉の種類
大きくは、循環式と掛け流しに分類れる温泉は、細かく分類しますと下記の通りになります。
単純温泉
含まれる成分の含有量が少ないため(温泉水1kg中1000mg未満)、刺激が少なく肌にやさしい温泉です。 無色透明で、無味無臭。旧泉質名は単純泉。
神経痛、筋肉・関節痛、うちみ、くじき、冷え性、疲労回復、
健康増進などの一般的適応症に効果があります。
硫黄泉
硫黄が多く含まれる温泉。
卵の腐ったような硫化水素の臭いがあり、色は微白濁色。換気が悪い場合、
中毒を起こすことがあります。
ニキビ、オイリー肌、皮膚病、リュウマチ、喘息、婦人病などの症状に効果があります。
硫黄イオンはインスリンの生成を促す働きがあるので、糖尿病の症状にも有効。 刺激が強い泉質なので、病中病後で体力が落ちている人や乾燥肌の人には注意が必要です。
塩化物泉
ナトリウムが含まれる温泉。 旧泉質名は、食塩泉。主な効用としては、外傷、慢性皮膚病、打ち身、ねんざ、リュウマチ、不妊症などがあげられます。 飲用は胃腸病に効くといわれています(飲泉は、医師の指導を受け、飲用の許可がおりている場所で、注意事項を守って行うこと)。 ナトリウムイオンは、脳のホルモンを刺激し、 女性ホルモンのエストロゲンを上昇させる働きがあるので、女性の更年期障害にも有効です。
含アルミニウム泉
アルミニウムを主成分とする温泉。 旧泉質名は、明礬泉、緑礬泉など、殺菌消毒作用があります。
肌のハリを回復させる効果があり、また慢性皮膚病、水虫、じんましんなどにも効きます。 明礬泉はとくに眼病に効果があるとされてます。
含鉄泉
鉄を含む温泉。 水中の鉄分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は茶褐色であります。 殺菌消毒作用があります。 炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがあります。 この泉質の温泉は保湿効果が高いので、体がよく温まり、貧血に効きます。
酸性泉
水素イオンを多く含む強い酸性の温泉(PH3以上)。
刺激が強く、殺菌効果が高く古い肌を剥がし新しい肌に刺激を与えて
自然治癒力を高める効果もあります。 水虫や湿疹など、慢性皮膚病に効きます。肌の弱い人は入浴を控えるか、 入浴後に真水で体をしっかり洗い流すなどの配慮が必要です。
含銅・鉄泉
銅及び鉄を含む温泉。 水中の金属分が空気に触れる事によって酸化するため、湯の色は黄色です。 含鉄泉同様、炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがあります。 血症、高血圧症などに効きます。
二酸化炭素泉
無色透明で炭酸ガスが溶け込んだ温泉で、 旧泉質名は単純炭酸泉。炭酸ガスが体を刺激し、 毛細血管を拡張して血行をよくする効果があります。 入浴による効果は、 心臓病や高血圧の改善。 飲泉は便秘や食欲不振によいとされています。
炭酸水素塩泉
アルカリ性の湯。 重曹泉、重炭酸土類泉に分類されます。
重曹泉の温泉への入浴は、肌をなめらかにする美肌効果があり、
外傷や皮膚病にも効果あり。飲泉すると慢性胃炎に効くといわれてます。 一方、重炭酸土類泉の温泉は炎症を抑える効果があるので、入浴は、
外傷、皮膚病、アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患などに効きます。
飲泉は、痛風、尿酸結石、糖尿病によいとされています。
硫酸塩泉
硫酸塩が含まれます。 苦味のある味。芒硝泉、石膏泉、正苦味泉に分かれます。 血行をよくする働きがある。入浴効果は外傷や痛風、肩こり、腰痛、神経痛などに効きます。 飲泉は便秘やじんましんに効きます。硫酸塩は、
強張った患部(硬くなった肌)を柔らかくして動きやすくする働きを持っているため
痛風や神経痛の症状に効果が高いです。
放射能泉
微量のラドン・ラジウムが含まれます。 これらの不活性の気体のごく微量の放射能は人体に悪影響を及ぼす可能性は小さく、
むしろ、ホルミシス効果で微量の放射線が免疫細胞を活性化させます
(癌の発育を妨げることがあるのではないかと言われる)ので、 むしろ体に良いのではないかと考えられています。
皮膚病、婦人病を始め様々な病気や外傷に効果があるといわれてますが、
とくによいとされるのは痛風、血圧降下、循環器障害です。
温泉の効能
●腰痛・神経痛・リウマチ
●やけど・外傷
●皮膚病・アトピー・痔病
●シミ・ソバカス・美肌
●打ち身・骨折・交通事故後遺症
●ストレス解消・病後の回復
●胃腸病
●肝臓病・糖尿病・胆石・痛風
●動脈硬化・高血圧
●呼吸器疾患
●貧血
●婦人病・不妊症
各地の温泉レビュー
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