1998年 VWとBMWが、ロールスロイスを買収しました。
自動車は大量生産であるから、年間400万台以上の生産がない自動車会社は21世紀に生き残れないという俗説があるのをご存知ですか?
これを「400万台クラブ」というのだそうです。
1998年現在、この図のような状態になっています。
(中國新聞さんから拝借したのでマツダ中心です。)
そこで、VWとBMWは、規模を拡大する戦略の一環としてロールスロイスを買収しました。
その買収されたロールスロイスは後席重視の、ベントレーは自らもハンドルを握るモデル(=スポーツモデル)という色分けで2つのブランドを抱えていました。
(ロールスロイスの中にベントレーというブランドがあるという事ですね。)
ベントレーはもともと高級スポーツカーメーカーで、1920年代にル・マンで大活躍するも、1930年代に入るとロールスロイス社に吸収されたのです。
1990年代を迎えても、基本的に同じモデルを味つけを違えて両ブランド名でリリースしていました。
フォルクスワーゲン社とBMW社が、この由緒有るイギリスのブランドを買収する為に激しい競争をしてフォルクスワーゲン社が勝ったかに見えました。
しかし、フォルクスワーゲン社がロールスロイスを買収しようとした時に、BMW社がロールスロイスの商標権を取得してしまい、フォルクスワーゲンはベントレーしか買収できなかったため別々の会社になってしまいました。
結局、フォルクスワーゲンがベントレーブランドを、BMW社が2003年からロールスブランドを統括することになりました。
現時点(2000年代前半)でロールスブランドは宙に浮いている状態ですが、BMWの手になる次世代モデルの準備が 着々と進んでいます。
ベントレーのほうはVWグループの豊富な資金力に支えられてアルナージやコンチネンタルといった既存モデルの熟成を図る一方、もうすぐベントレーGTなるスポーツクーペも発表しました。
「ベントレー・コンチネンタル・フライングスパー 」です。
「写真提供/hotihotiblog」
全長:5,307mm
全幅:2,118mm
全高:1,479mm
車重:2,510kg 、
4駆で6リッターW12、
ツインターボ付き560馬力・・・汗
2,145万円です・・・滝汗
「写真提供/hotihotiblog」
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