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スイスが発祥のカーシェアリング

1940年代に自動車が高価で個人が保有できなかったため、複数人で共同保有が試みられました

そして、1948年にチューリヒに「SEFAGE(セルフドライブ組合)」が設立されました。

その目的は現在の環境意識の高まりによるカーシェアリングの目的とは大きく違い、自動車が高価で個人が保有できなかったため、複数人で共同保有するカーシェアが自然発生的に生まれました。

当時のマイカーは夢の存在でありましたが、カーシェアリングによって一般市民も共同所有とはいえ、マイカーに手が届くシステムができ上がったのです。

その後の高度成長が訪れますと、一般市民にも個人でクルマを所有する経済力がついていっき、それにより、個人で購入できれば、あえてカーシェアリングを利用する理由がないのでカーシェアリングの魅力は薄れていきました。

そんな状態が数十年続くことになりますが、スイスでは、1970年代に大量の車両が都心に流入した結果、商店街などの荒廃が進んだことから、行政主導で大規模な車両の流入規制(トランジットモール)が実施されました。

またそれに伴い、スイスの都市では、LRT(路面電車)やバスなどの公共交通機関が、充実されて市民の足が確保されました。

一方、住民らは都心に車がもてない為に、郊外に共同で車を所有しはじめて、これがカーシェアリングの始まりとなったのです。

それに加え、所有から利用へ発送を転換し、利用機会を減らすことによって環境への負荷を減らそうという試みが始まりカーシェアに注目が集まったのです。

この頃からスイス国内には小さなカーシェアリングの組織がいくつもできあがり、同時に
事故の責任問題やサービスの多様化への対応など、運営の問題点なども徐々に露見してゆ
くこととなります。

その後、スイス国内ではM&Aが行われ3つのカーシェアリング会社にまで統合されることと
なりました。

1997年スイスは、3つのカーシェアリング会社を統合し、モビリティ社を設立します。

そして現在に通じるこの新しいカーシェアリングが最も発展したのがスイスです。

2000年代後半に入ると、スマートフォンの普及によって、対面貸出から無人の貸出が可能となり、カーシェアリングはますます進化していきます。

カーシェアリングが注目されるようになった背景には、一般の消費者における環境保全に加え、節約思考、サステナビリティの意識の高まりが挙げられます。

小さな国スイス


スイスは、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリアなどに囲まれているは総面積4万1000平方キロメートルの小さな国です。

この面積は、九州よりも少し大きい程度です。

国土は狭いながらもアルプスや氷河など自然が豊かな国です。

日本と多くの類似点を持つスイスは、日本のように公共交通が発達して、財政的に豊かで、一人あたりの名目GDPは89,960ドルで、世界でもトップクラスです。

この点は、スイスのカーシェアリング事情は、日本の力ーシェアリングの未来予想図と言えるかもしれません。

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